

ふたぎ歯科医院付設
小児発達相談室設立への思い
私は東北大学大学院で小児歯科を学びました。現在の日本の歯科大学を取り巻く様々な状況の中で大学院卒業後、成人のむし歯や根の治療、歯周病などを行う「保存科」へ移籍しました。この移籍により臨床の経験としては結果として大きく幅が広がり、0歳から御高齢の方まで本当の意味で幅広く深く診療できるようになりました。
その一方で、明確な理由を抱き進学した小児歯科を移籍したことが常に心の中で気がかりになっておりました。大学を離れた後も小児歯科医療に積極的に携わっておりましたが、自分自身で歯科医院を立ち上げるこのタイミングで、その小児医療への思いをさらに発展させたいという考えに至りました。小児科医として長年医療現場や医療教育の現場で活躍してきた二木 康之医師を初め、様々な方々の協力を得て、このプロジェクトを開始しております。
今後とも小児医療に積極的に関わっていき、お子様や保護者様の笑顔の為にお力になれたらと考えております。
小児発達相談室の目的
お子様にとって保護者様にとって、本当に良い医療を実現する為に

小児発達相談室の目的は、ふたぎ歯科医院院長が大学院時代に携わってきた小児歯科医療を含む小児医療全体への貢献の為、長年小児の発達・発育に関する医療現場の第一線で活躍してきた二木 康之医師と協力し、子供にとって保護者にとって、本当に良い医療を実現する為、その実現の場として設立致しました。
この相談室は様々な方々の御協力で成り立っています。その様々な方々のお力添えに心より感謝するとともに、小児医療への貢献を大きな目標の1つとして邁進していきたいと考えております。
小児発達相談室室長あいさつ

医師
二木 康之
(ふたぎ やすゆき)
私は長年大阪府立母子保健総合医療センタ-小児神経科に勤務し、特に発達神経学を専門として、多くのお子様を診察して参りました。御両親が運動の発達が遅い、ことばが遅いことなどを心配されて、地域の診療所、病院、保健センタ-から紹介を受けて受診されるケ-スがほとんどでしたが、診察の結果、心配のないお子さんも多数おられました。その一方で、早期に保育所などの集団保育に参加したり、専門施設での治療や保育、訓練を受けた方が発達にとって望ましいお子様もおられます。このたび、ふたぎ歯科医院に発達相談室が開設されましたので、紹介などの面倒な手続きなく、身近な場所で御相談に応じられるようになりました。少しでもお子様の発達に心配なことがあれば、お気軽に御相談ください。長年の経験による確かな診察を行い、専門知識を持った相談相手として、御両親とともにお子様の発達を見守って参ります。また、必要な場合には、御両親の御希望を伺ったうえで専門施設に紹介致します。ふたぎ歯科医院へ通院されていない方でも診察を受けることは出来ますが、詳しくはホ-ムペ-ジを御覧頂くか、受付にお問い合わせください。
経歴
- ・大阪大学医学部 卒業
- ・医学博士(大阪大学)
- ・小児科医(専門は小児の発達・発育)
- ・大阪府立母子保健総合医療センターにて長年小児医療に携わる
- ・佛教大学名誉教授、元保健医療技術学部長
- ・ 現在も障がい者施設や地域保健センターで診察に従事する
小児の発達・発育に関する相談と診療について
当相談室では、長年小児の発達・発育に関する医療現場での治療に携わってきた二木 康之医師による『小児発達専門外来』を行っております。小児の発達について多方面からアプローチし、できるだけ早期に診断・治療を行い、必要があれば専門医療機関へ紹介しております。
診療費用と検査費用は以下の通りです。
小児発達・発育診療費用
ふたぎ歯科医院の受診歴の有無により、『小児の発達・発育』に関する診療費は異なります。
診療費用 | 3,000円 |
---|---|
発達検査費用 | 3,000円 |
※ただし、臨床心理士による発達試験を御希望の方、お薬の処方が必要な方は、診療費の他に検査費が必要になります。
各種文書発行に伴う料金
ふたぎ歯科医院 小児発達相談室では、幼稚園・保育園や小学校などの各教育機関や公の施設へ提出する為の文書をはじめ様々な文書(以下の表)を記載・発行しております。文書の内容と文書発行に伴う料金(1通あたり)は以下の表の通りです。
書類の種類 | 文書発行料金 |
---|---|
一般診断書 | 2,000円 |
精神障がい者保健福祉手帳交付申請用診断書 | 2,000円 |
特別児童扶養手当認定用診断書 | 3,000円 |
その他簡易なもの(簡易な意見書等) | 1,000円 |
紹介状(診療情報提供書) | 2,500円 |
※診断書など決まった書式をお持ちの場合には、その書式をお持ちください。一般的な診断書や意見書など決まった書式がない文書については、当院の書式で記載し発行致します。具体的な文書内容などについては、スタッフまで御質問ください。
小児発達相談室の相談予約について
小児発達相談室は、曜日や時間については患者様との相談により決めております。御相談を御希望の方は、まず当院受付までお電話か直接お話ください。詳細な相談日時は患者様との御相談の上で対応致します。
※ただし、臨床心理士による発達試験を御希望の方、お薬の処方が必要な方は、診療費の他に検査費が必要になります。
小児発達相談室に関するお問い合わせは「ふたぎ歯科医院」の受付へ御連絡ください。
072-247-9977
当院で可能な
発達に関わる検査

新版K式発達検査とは?

新版K式発達検査は、『子どもの心身の発達の度合い』について調べることで、検査結果を療育など発達支援が必要なお子様の「発達支援」に役立てるための検査で、「発達の遅れ」や「偏り」を多面的に評価するものです。
新版K式発達検査の適用年齢は、1980年に「新版K式発達検査」が刊行された際、0歳~10歳でしたが、1983年の「新版K式発達検査増補版」では、12歳~13歳までに拡張されました。さらに2001年に刊行された「新版K式発達検査2001」では成人までに拡張されました。
検査に使用される道具は、乳幼児向けの検査用具では、『振ると音が鳴るガラガラや積木』、『ミニカー』など、乳幼児にとって周囲によくある材料が使用されております。このような馴染みのある検査用具を使用することで、お子様の普段の自然な行動を観察することができます。
検査者の結果に基づき、小児科医が認知や言語の発達、様々な感情、動作、情緒などの発達を総合的に診断致します。
WISC-IVとは?

WISC-IVはウェクスラー式知能検査の1つです。
ウェクスラー式知能検査は世界各国で使用され、国際的な信用性が高い検査です。
ウェクスラー式知能検査は年齢に応じて種類が異なり、
- ・幼児への適用検査がWPPSI
- ・児童への適用検査がWISC
- ・成人への適用検査がWAIS
の3つが使い分けられています。
このうちWISCは、5歳0ヶ月〜16歳11ヶ月のお子様を対象とした知能検査です。
さらにWISC-IVは、WISC-IIIを改訂したものです。
「発達検査」と
「知能検査」との違い

「発達検査」と「知能検査」には、次のような違いがあります。
発達検査と知能検査の違いのひとつは適用年齢であり、知能検査と違い、発達検査は乳児を対象とすることができます。また、知能検査は特に物事の理解や課題の解決といった認知能力を中心に評価するものですが、発達検査は身体や社会性を含めた幅広い領域にわたる評価をするものとなっています。
検査による違いがありますが、知能検査の結果は、知的発達の水準を年齢で示した精神年齢(Mental Age:MA)や、知能指数(Intelligence Quotient:IQ)といった数値によって表されます。
一方、新版K式発達検査では、発達水準を年齢で示した発達年齢(Developmental Age:DA)と実際の年齢の比である発達指数(Developmental Quotient:DQ)によって表されます。
知能検査の適用年齢はおおむね2歳〜3歳以上の小児となりますので、乳児期のお子様や発達の遅れが著しいお子様の場合は、発達検査を適用することになります。また、発達検査は認知能力だけでなく、発達を多面的に捉えるものとなっていますので、目的に応じた使い分けが必要になります。
新版K式発達検査 (発達検査) | WISC-IV (知能検査) | |
---|---|---|
適用年齢 | 0歳から成人まで | 乳児には適用不可 (2歳〜3歳以上) 5歳0ヶ月~16歳11ヶ月 |
評価対象 | 身体や社会性を含めた幅広い領域にわたる評価 | 物事に対する理解や与えられた課題の解決などの認知能力を中心に評価 |
結果表示 |
・発達年齢 (Developmental Age:DA) ・実際の年齢の比である発達指数 (Developmental Quotient:DQ) |
・精神年齢 (Mental Age:MA) ・知能指数 (Intelligence Quotient:IQ) |
お子様が重度な障がいをお持ちで、
お口の中のことについてお悩みの
保護者様、
ぜひ当院へ
御相談ください

-
障がい児への歯科往診も参ります小児科医同行の診療も致します
御高齢の方への在宅歯科往診が少しずつ当たり前になってきたこの時代、実は小児への在宅往診という考え方がまだまだ一般的ではありません。
特に障がいをお持ちのお子様の在宅医療については歯科だけで伺うことは困難な面もあるのは事実です。当院では、重度の小児障がい児への在宅往診を承っております。
その際、障がいの程度が非常に重度と考えられる症例に対しては、東北大学大学院で小児歯科を専攻していた院長に加え、長期に渡り大阪府立母子総合医療センターで障がい児のへ対する医療に携わっていた二木康之小児科医が往診の同行も行っております。
小児専門の言語聴覚士との連携
~堺市立総合医療センターとの連携~
お子様の言語(発音など)や嚥下(飲み込み)などで
お困りの方へ
→成人の方の発音・嚥下治療については別の言語聴覚士が御対応致します。
言語聴覚士の専門分野について

当院は言語聴覚士と連携し、言語(発音)や嚥下(飲み込み)の治療を行なっております。言語聴覚士とは発音や嚥下に関するリハビリを行なう専門家のことを言います。
当院では
・成人患者様に対する発音・嚥下治療
・小児患者様に対する発音・嚥下治療
の連携先をそれぞれの専門の言語聴覚士に分けて御対応しております。
医師にも専門分野があるように、言語聴覚士にも専門分野があります。成人患者様と小児患者様では、症状や状況、お困りのことも異なります。より専門的な対応ができる専門家と連携し、しっかりした医療を患者様へ御提供する為に当院では以下の通りに対応しております。
成人患者様に対する言語聴覚士
→当院にて成人専門の言語聴覚士が対応
小児患者様に対する言語聴覚士
→堺市立総合医療センターへ紹介
医科や歯科に専門科があるように、言語聴覚士にも専門分野があります
医科
- 外科
- 内科
- 整形外科
- 精神科
- 眼科
- 耳鼻科
- 産科
- 婦人科
歯科
- 口腔外科
- 歯科矯正科
- 歯周病科
- 小児歯科
- 補綴科
- 歯科麻酔科
- 歯内療法科
- 歯科保存科

医師、歯科医師同様に言語聴覚士にも専門分野があります
言語聴覚士
(言語獲得後の言語喪失に対する治療)

治療の目的が
大きく異なる!
(言語獲得前の言語獲得の為の治療)
※言葉の習得にお悩みになる小児患者様とその保護者様へ
小児患者様の場合には、堺市立総合医療センターの言語聴覚士へご紹介するのみではなく、当院でもお口の中の状況について経過を注意深く観察して参ります。東北大学大学院で小児歯科を学んだ院長が、お子様のお口の中の状況を把握しながら、小児専門の言語聴覚士と相談し、患者様にとってよりよい環境を御提供できる為に全力を注ぎます。また、舌小帯が原因で言葉の習得に不安がある方については別のページにてご紹介しております。『舌小帯短縮症』の治療については「診療案内」のページを御覧ください。
『適切な場所で適切な専門家に適切な医療を受けることができる為の努力をする』ことが、私達医療人の使命だと考えております。
御理解の程宜しく御願い申し上げます。
『精神障がい者保健福祉手帳』
を申請する為の診断書作成について
精神障がい者保健福祉手帳とは?

障碍者手帳とは、身体障がい者手帳、療育手帳(知的障がい者用)、精神障がい者保健福祉手帳など、障がいを有する人に対して行政(都道府県、政令指定都市)が発行される手帳のことをいいます。
精神障がい者保健福祉手帳の取得により以下のようなサービスを受けることができます。
- ①企業の障がい者雇用促進法に基づく障がい者雇用での就職・転職活動
- 障がい者雇用促進法では、従業員を50人以上雇っている一般事業主は、従業員数の2.0%以上、障がい者の労働者を雇用しなければならないという規定があります。この規定では、基準となる雇用率を達成していなければ、事業主は国から障がい者雇用納付金を徴収され、逆に基準の雇用率を達成しかつそれ以上の雇用数であれば国から障がい者雇用調整金が支給されます。
精神障がい(自閉症など)があると、就職、継続的に勤務、転職が困難な場合が多くあります。『障がい者雇用』として障がい者手帳を利用し就職した場合、以下の長所が考えられます。
・ご本人の能力と適正に応じた仕事に就くことができる
・治療の為に通院ことに対して配慮してもらいやすい
・勤務場所において周囲の理解が得やすい
上記のような環境は障がい者の社会生活の安定に加えて精神的な安定にも繋がります。 - ②所得税・住民税・自動車税などの軽減(等級による)
- ※参照:国税庁のホームページ 『障がい者と税』(アドレスは以下)
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/koho/kurashi/html/03_2.htm - ③様々な公共料金の割引
- ・鉄道やバスなど、公共交通機関の割引サービス
・タクシー利用券の交付やガソリン代の助成(自治体による)
・携帯電話会社の料金割引サービス(NTT docomo、au、ソフトバンク、各社で内容が異なる)
自閉症を取り巻く環境への貢献の為に
歯科医院での精神障がい者保健福祉手帳申請に関わる診断書作成への取り組み
※当院(歯科医院)にて精神障がい者保健福祉手帳の診断書作成が可能です。
診断書記載は、当院の小児発達相談室の小児科医師が記載します。
自閉症のお子様をお持ちの保護者様へ
自閉症患者やその御家族にとって、精神障がい者保健福祉手帳の有無は、患者様の社会生活や日々の「生活の質(QOL)」に非常に直結する問題です。その一方で、その診断書を記載できる医師、医療機関が少ないことや、診療予約がなかなかとれないことが現実的には患者様の精神障がい者保健福祉手帳取得の際の問題なっております。
当院は歯科医院ではありますが、長きにわたり小児専門病院で小児の発達・発育の治療に関わって来た小児科医師が精神障がい者保健福祉手帳の診断書を記載できる体勢を整えております。
これまで歯科医院から精神障がい者保健福祉手帳の診断書を作成した例は過去にありませんが、小児の医療貢献の観点から当院では行政担当者(堺市、大阪府、厚労省)と数ヶ月の議論を繰り返した結果、当院で診断書を記載する許可を頂きました(平成30年12月)。今後、自閉症スペクトラム患者様とその御家族にとって、この行政のご判断がより良いものとなっていくよう、当院ができることで小児医療への貢献ができればと考えております。
自閉症についての『勘違い』について
自閉症とは、その病名から誤解を受け易い病気の1つです。病名の「自閉」という言葉から想像されるような「自らこころを閉ざしている病気」ではなく、先天的(生まれる前/母親のお腹にいる時期)な出来事が原因となる病気です。また、お子様の育て方によって発症する病気ではなく、後天的(生まれた後)に発症するものでもありません。自閉症の原因は現時点では明らかではありません。幾つかの研究から、先天的なことが原因で生じる脳機能の違いが原因となる疾患だと考えられています。
- 自閉症スペクトラムは次の3つに特徴が現れる疾患です。
- ①対人関係の特異性
- ②コミュニケーションの質的障がい
- ③イマジネーションの質的障がい
地域貢献の為に
当院ができること
堺市子育て支援事業への
参加について

ふたぎ歯科医院は、
堺市が勧める「さかい子育て応援団」に登録しています。
地域社会が子供を育て、子供が育つことで地域が育つ。そんな『素敵な循環』が生まれる環境を応援する、安心して子どもを生み育てる「まちづくり」を推進する事業に賛同し、当院では
②オムツ交換台の患者様以外への使用
③ベビーカーの患者様以外の
一次お預かり(ただし診療時間内)
など実施しております。当院患者様以外もお気軽にお声掛けください。
医療機関としての
社会貢献の為に
古着deワクチンプロジェクト

子供たちの笑顔の為に
家族の笑顔の為に
世界の笑顔の為に
将来の命の為に
いのちの為に
私たち医療機関ができること

令和3年度より当院の新たな社会貢献プロジェクトとして『古着deワクチン』に参加致します。このプロジェクトは当院が医療機関としてできることを、これまでの慣例に関わらず社会貢献の為に今できることをしたいという思いからスタート致します。『古着deワクチン』の具体的な活動内容は以下のリンクをご覧ください。
「古着deワクチン」の具体的な活動内容はこちら
この活動に必要な手数料は全て当院が負担致します。地域の皆様へのお願いは、使用しなくなった物(具体的には以下のリンクをご覧ください)を当院へお持ち頂くのみです。
実際に送れるモノの具体例はこちら
地域の少しのお心遣いが世界でポリオに苦しむ子供たちのワクチンになります。
ポリオとポリオワクチンの
基礎知識はこちら
ポリオとポリオワクチンの基礎知識|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
(厚生労働省HP)
「古着deワクチン」について
詳細情報
『古着deワクチン』
プロジェクトの流れ

くつ、ベルト、サングラス
など
当院へお持ち頂くだけ ➡

ふたぎ歯科医院が
全額負担致します ➡

子供たちのポリオワクチン ➡

当院へお持ち頂くだけ
郵送手数料は
ふたぎ歯科医院が
全額負担致します
子供たちのポリオワクチン

※当院の患者様は勿論、当院の患者様ではない方でも、当院のプロジェクトにご賛同頂ける方からのご支援はありがたく頂戴致します。『利益』や『損得』で動くのではなく、ほんの少し『優しい気持ち』で、世界の子供たちの未来を救う活動に、ご協力宜しくお願い申し上げます。
今後の社会貢献につきまして

当院は今後ともこれまでの医療機関の固定概念にとらわれず、
- ・病に苦しむ方々の為
- ・命の為に闘う方々の為
- ・障がいをお持ちの方々の為
- ・社会的に苦しむ方々の為
様々な理由で現状に苦しむ方々に対して、『自分たちが医療機関として何をできるのか』について、常に考え実行していくことを大切にしたいと考えております。周囲のアイデアに耳を傾け、自ら新しいことを勉強し、自分たちができることを探し続けることを忘れないように致します。
今後とも当院の社会貢献プロジェクトにご理解とご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。